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T H E B E G I N N I N G

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パルクールとの出会いは ZEN が 15 歳の頃。

目指すべき将来の目標や没頭できる趣味を見つけることが出来ず、部活動には参加せず帰宅部に所属。運動とは無縁の学生生活を過ごしていた。

当時のクラスメイトから見せられた “たった一つの映像” が一人の少年の運命を大きく変化させる。

異国の地で撮影されたであろうその映像には、

体一つで建物から建物へ。鮮やかな身のこなしで技を繰り出し、

ベンチやフェンス、ガードレールといった日常見慣れたあらゆる障害物をいとも簡単に飛び越え、驚異的スピードで駆け抜ける人間の姿が映っていた。

そして何より彼を驚かせたことは、

全ての運動は特別な器具を一切使わず、同じ生身の人間によって行われていたことだった。

”Parkour” と書かれたその映像は、少年に『人間の持つ可能性』の大きさを感じさせたと同時に、『自分の持つ可能性』を知りたい という探求心に火をつけた。

ZENはその日から、見よう見まねでパルクールのトレーニングを開始。

翌年、動画の中の人たちに一目会いたいという思いから単身渡米。

当時からハリウッドで活躍をしていたプロチーム『TEMPEST FREERUNNING』の下で修行を積んだ。

 
 
 

M E T A M O R P H O S I S

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2011年、18歳で日本へ本帰国すると、直後に開かれた日本初となる世界大会『RedBull Art of Motion Yokohama』へ出場。

世界各国からトッププレイヤーが集まる中、ZENは予選を1位通過。日本人選手としては唯一決勝進出を果たした。

最終5位と健闘すると、当時西洋人が大半であったパルクール界において無名のアジアンルーキーの登場は話題を呼び、

この出来事をきっかけにZENは世界に名を知らしめ、少しずつワールドランカーへの道を歩み始める。

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R E P R E S E N T

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世界大会が行われても依然、まだまだマイナー文化であったパルクールはそのイメージから『若者たちによるスリルを求めた危険な遊び』として 誤って認識されていた。

テレビ番組を始めとするマスメディアですら誤った認識での特集が繰り返し行われていた。

実態とあまりにかけ離れた認知の現状に憂いたZENは、正しい認識を広めることを目的に、自身を『パルクールパフォーマー』称し、メディア活動を開始する。

パルクールのプレイヤーとして、テレビコマーシャル やモデル、アーティストのミュージックビデオやLIVEなどに積極的に出演するようになり、キャッチーなパフォーマンスを通じて 魅力 を伝えると同時に、取材やインタビューの場を獲得すると、『パルクールとは何か』を熱弁。

様々な媒体を通してパルクールの正しい認識を広め続けた。

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P R O D E B U T

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ZENは 19 歳でLDH (現LDH JAPAN)とプロ契約を締結。

国内で最初のパルクールのプロ選手となった。

発表時に公約と称し、

『国際大会でチャンピオンになり、自分が感じた『可能性』を日本に伝えたい。』

と発言すると、さらなる修行を積むべく、再び海外へと飛び立った。

 
 

F I R S T O F M A N Y

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2015年、ZENはカナダ・バンクーバーで行われた北米大会『North American Parkour Championships 』にて優勝を果たす。

公式大会史上で初めて 『Triple Corkscrew』 に成功させたと同時に、アジア人として初の全米・北米チャンピオンが誕生した瞬間であった。

以降、各国で行われる数々の世界大会にて結果を残していく。

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T E A M F A R A N G

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『RedBull Art of Motion』をきっかけに出会った Jason Paul 、 Pasha Petkuns らを中心に異なる国籍を持つ4人のトップパルクールアスリートで構成され、

世界のパルクールカルチャーを引率し続けていた Parkour & Freerunning インターナショナルチーム『TEAM FARANG』に ZEN は5人目のオフィシャルメンバーとして加入。(現在は6人)

TEAM FARANG での映像制作や、イベントを開催して周るワールドツアーに参加するようになると、デザインチームの1人としてTEAM FARANGのプロダクト開発にも携わるようになり、

感化される形で少しずつ、『パルクールを通して得た感性』をクリエイティブ活動を通してアウトプットしていくようになる。

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T H E N E X T S T A G E

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競技大会での活躍を通し、次第に知名度を獲得した ZEN は、

総合エンターテイメント作品『HiGH & LOW』 シリーズにて、パルクールを用いて戦う『RUDE BOYS』のメインキャスト『ピー』役に抜擢され、映画俳優デビュー。

パルクールを使ったアクションシーンが話題を集めたTVドラマシリーズにおけるZENの初登場回『Season1 Episode 6「RUDE BOYS」』は第四回ジャパンアクションアワード『ベストアクションシーン賞 最優秀賞』を受賞した。

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その後に行われた『HiGH&LOW THE LIVE』ツアーでは、同役として 4大ドーム18公演、ライブビューイングを含む計100万人以上のオーディエンスを前にパルクールのライブパフォーマンスを行なった。

本シリーズ作品のヒットは日本国内・及びアジア圏におけるパルクールの認知を飛躍的に拡大させた。


 
 

A U T O B I O G R A P H Y

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2016年、小学館より ZEN の半生を綴った フォトエッセイ『FLY』が発売。

書内ではパルクールとの出会い、アメリカでの体験など、これまでの出来事を独自の人生観を交えながら振り返っている。

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T H E C I R C L E O F L I F E

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スクエアエニックスより2016年11月29日に発売されたPlayStation 4・Xbox One用RPGゲーム

ファイナルファンタジーXV』(FINAL FANTASY XV)にモーションアクターとして関わり、

主人公ノクティスを始めとする主要キャラクターのアクションシーンを担当した。

発売初日で販売本数500万本を突破し、歴代の「ファイナルファンタジー」シリーズにおける最速記録を叩き出した。

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G E T T I N G I N T O G U I N N E S S

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2016年12月21日、株式会社ニコンイメージングジャパンが展開するアクションカメラ「KeyMission」の企画を通し ZEN はギネス記録に挑戦。

「Longest distanceswung between two bars (parkour)(2本のバーの間を飛んだ最長距離(パルクール))」

バーにぶら下がり静止した状態から、離れた2本目のバーに飛び移る最長距離を測定する。

2010 年にイギリスのハンプシャーで樹立された3.2 メートル に対し、ZENは 30cm 伸ばした 3.5メートル に挑んだ。

数十人のパルクールプレイヤーが見届け人として見守る中、チャレンジに成功。

6 年ぶりにギネス記録を更新し、世界記録に名を連ねた。

 
 

R E P R E S E N T I N G J A P A N

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『FISE WORLD SERIES Hiroshima 2018』 にて開催された、世界パルクール史初のワールドカップ『FIG Parkour World Cup』にて、

ZEN は 『Speed (スピード)』、『Free-style (フリースタイル) 』両種目の初代日本代表に選抜。

2019 には同W杯ツアー三ヶ国全てを完走し、2019年ワールドランキング(男子フリースタイル) TOP10 に名を連ねた。

 
 

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2019年度 Newsweek 『世界が尊敬する日本人100』の1人として選出される。

2018年よりアメリカ・ロサンゼルスに拠点を移した ZEN は、これまでのアスリート活動に加え、パルクールを通じたアートプロジェクトを本格始動。

プレイヤーでありながら、カルチャーを発信するアーティストの1人として、新たなアスリート像の開拓をスタートさせた。

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W O R L D C H A M P I O N

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新型コロナウィルスの影響により、予定されていた多くの競技大会がキャンセルになった。

そんな中、中止を余儀なくされたイベントの一つ FISE・世界体操連盟主催の国際大会が映像を通して審査をするオンライン世界大会への切り替えを発表。

E-FISE・FIG PARKOUR VIRTUAL COMPETITION FREESTYLE PRO MEN』として男女合わせ全27ヶ国、70選手(男子46,女子24)が出場して行われた同大会において、ZEN は一位優勝。

優勝後のコメントでは「オンラインになったことでむしろ世界中で場所と時間を問わず、より多くの方にパルクールを楽しんで貰える素晴らしい機会になったのでは」と語った。

 
 
 

 
 
 

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